ギリシャ神話 2
【世界の始まり】
この世界の始まりはカオス・・無限の空間とも、混沌とも表現されてきた状態。
ガイア 大地の女神、エロス 愛の神、タルタロス 冥界の神が生まれた。
エレボス 暗闇の男神 と ニュクス 夜の女神 が結ばれ、空の高方の神 アイテル と
昼の女神 へーメラーが生まれた。
大地の女神ガイアは、自身で 天空の神 ウラノス、海洋の神 ポントスを生む。
こうして世界は天空の光の世界、地下の暗闇の世界、昼と夜、天と地、海と陸が成立していく。
その後、ガイアはウラノスと結ばれ、ティターン神族と呼ばれるオケアノス、コイオス、クレイオス,ヒューペリオン、イアぺトス、クロノスの6男神とテイアー、レイア、テミス、ムネモシュネー、ポイベー、テテュスの6女神を生んだ。
更にガイアは額に一つの目を持つ異形のブロンテ―ス(雷鳴)、ステロベース(閃光)、アルゲース(白光)3人のキュクロープスと3人のヘカトンケイル(百本の手を持つ巨人)を生んだ。
ウラノスは異形の息子たちを嫌い、生まれてすぐに、地下に閉じ込めてしまいました。
ガイアはウラノスの我が子に対する仕打ちに怒り、アダマス(鋼鉄又はダイアモンド)で大きな刃物を作りました。
そしてティターン達に父ウラノスを罰するため、その刃物で襲うように言いました。
彼らは母ガイアの命に恐れ、躊躇するが末の弟クロノスは命に従います。
ガイアの指示に従い、クロノスは待ち伏せします。ガイアを求めてウラノスが現れ、彼女に迫ろうとしたその時、クロノスが与えられた刃物でウラノスの局部を切り取り、投げ捨てました。
ウラノスの局部は海に落ち、その泡から愛らしい女の子が生まれました。