ハンマーダルシマーという打弦楽器
台形の木の箱に約70本の鉄の弦が張ってあり、木のバチ(ハンマー)で弦を叩いて音を出す楽器。
楽器が生まれた歴史はとても古く、約10世紀には中東辺りで演奏されていた説がある。ダルシマーが時を経て、進化したものが今のピアノであり、よく「ピアノの先祖」と称される。ピアノと同じ「打弦楽器」に分類される。
世界中には台形の打弦楽器が数多くあり、中東辺りでは「サントゥール」。ドイツやスイスでは「ハックブレット」。
中国・台湾等では「楊琴(ヤンチンまたはヨウキン)」。ハンガリー等では「ツィンバロン」が存在する。
日本にも1600年代に中国から伝わった歴史があり、その当時は「夜雨琴」(やうきん)と呼ばれていた。
Dulcimer=「Dolce」+「Melody」 (ラテン語ではdulcis+melos)の合語であり「甘い音色」と訳される。
このハンマーダルシマーに初めて出会ったのはもう10年は前の事です。稲岡氏によるハンマーダルシマー演奏を初めて聞き、初めて見る、ユニークな形の楽器。
音は透明感があり、ハープにもにた美しい音色はとても心地よく、印象に残った。
いつか演奏会を開きたいと思っていました。
2024年、世の中で厳しい状況や出来事がありますが、何か癒し、活気、元気になる事をさせて頂きたいという思いで演奏会を企画しました。
ご活躍で多忙ながら、稲岡氏は快く、出演下さり、素敵な空間での演奏会が実現しました。
コロナ禍も含めて、随分久しぶりに、お目にかかることができた方々との時間、交流が幸せなひとときでした。
音楽の癒し、パワー、素晴らしさを実感させて頂きました。
ご出席の皆様にもご好評を頂きました。演奏会に関わって下さった全ての皆様に感謝致します。
※以上 写真・説明文(抜粋編集許可を得て)提供 稲岡大介氏