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ギリシャ神話 1

神様ってどんなイメージでしょうか?完全無欠?いやいや、人間以上に個性豊かで感情のままに行動したりするんですよ。世界には色んな神話がありますが、それはそれはドラマチック! そしてその神話の関わる国の歴史や背景を伺い知る要素も含まれています。

 

今回はギリシャ神話  【ゼウス】

ギリシャの最高峰 オリュンポス山の神殿に神々が住んでいると古代ギリシャ人は考えていました。

恋のエピソード豊富なゼウスはティタン神族の王クロノスとレイアの末の息子。

父神クロノスは「自分の子に滅ぼされる」と予言された為、母神レイアの産んだ女子3人、男子2人を生まれるとすぐに丸ごと飲み込んでしまったのです。

怒ったレイアは今お腹にいる子を無事に生むため、母神ガイアと父神ウラノスに相談し、知恵を得てクレタ島でゼウスを出産。赤子ほどの大きさの石を布でくるみ、生まれたばかりの赤子を抱いているように見せているとクロノスは生まれたての我が子だと思い込み、丸呑みにしました。上手くかくまわれたゼウスは洞穴でニンフ達(妖精達)に大切に養育されました。

成長したゼウスはメティス(知恵の女神)の協力を得て、クロノスに吐き薬を飲ませます。すると赤子と思って飲み込んだ石、兄神達、姉神達全員を吐き出したのです。

ゼウスは兄神達と協力し、クロノスと彼を崇めるティターン神族と10年の戦闘の末、ゼウス達が勝利しました。

ギリシャの神々のエピソードはまだまだ沢山あります。

ギリシャ神話はギリシャ人のみならず、欧米文化の教養のベースに関わっています。

ちょっと知っていると、色々な文学、芸術、ドラマ、映画などに含まれる内容がより良くわかって楽しみが広がります。

 

 

参考文献 ・「ギリシア神話」高津春繁著 ・「1冊でまるごとわかるギリシア神話」吉田敦彦著

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