大阪市中央公会堂
大阪府大阪市内、ビジネス街の中にありながら、木々の緑と川沿いの落ち着いた佇まいのエリア、中之島の地に建つ大阪市中央公会堂。ネオルネッサンス様式の美しい外観の重要文化財。
大阪市中央公会堂は、1人の大阪市民、岩本栄之助氏の寄附をもとに1913年(大正2年)に着工し、1918年(大正7年)に竣工。以来1世紀以上にわたり、大阪市民の活動拠点として、また、国際的な一流アーティストによるオペラ、コンサート、各界著名人の講演会の会場としても文化・芸術の発展に貢献。
1999年3月、度重なる改修等により創建時の意匠が損なわれ、老朽化が進んだことから保存・再生工事を開始、歴史的建築物としての保存と、創建時への復元改修に加え、耐震性を強化する新技術を採用し、スロープやエレベーターが新設。
3年半の歳月を経て、2002年9月に完成。
こうして美しく甦った大阪市中央公会堂は、中之島の景観に欠かせない美しい外観と内部意匠が歴史的建築物として極めて重要であるとの高い評価を受け、2002年12月、公会堂建築物として西日本で初めて、国の重要文化財に指定されました。
※写真・記事共に大阪市中央公会堂の許可を得て掲載しています。